チートデイとは?ポイントとタイミングについてvol.4

チートデイとは?ポイントとタイミングについてvol.4

チートデイ

こんにちは、五反田エリアで活動するパーソナルトレーナーの沖津です。
五反田を中心にパーソナルジム・レンタルジムにて活動しています。
今回はチートデイとそのタイミングについて記していきます。

最近はダイエットをする人から『チートデイ』という言葉がちらほらと聞かれるようになってきました。
チートデイについて掘り下げていきたいと思います。

チートデイとは何か

まず、チートデイとは「cheat」から来ており
cheat = だます・ズル・反則 といった意味から来ています。
ダイエット中において、好きなものを好きなだけ食べる。

カロリーを無視して思いっきり食べる、ということからチートデイという
言葉は使われていることが多いようです。

 

 

チートデイを行う理由

人間の体にはホメオスタシス(恒常性)という機能が備わっています。
気温が低い時にも高い時にも、ある程度一定の体温を保つのは
この働きの為です。

平常時よりも少ないカロリー消費を続けているにも関わらず体重が
停滞するのは、少ないカロリーに体が慣れてそのカロリーで体を維持するように働くためです。

それを打破するために一気にカロリー摂取量を増やすのがチートデイです。

 

 

チートデイを行うタイミング

チートデイとはやみくもに行うのではなく、代謝が落ちている時に実施する必要があります。

代謝が落ちていないのに、「チートデイだ!」と言って好きなものを好きなだけ摂るのはチートデイではなくただの暴飲暴食になってしまいます。

代謝が落ちているといってもどのようには判断すればよいのでしょうか?
代謝が落ちているのか一番わかりやすい方法は、毎朝の基礎体温を測ることが最も簡単で判断しやすいです。

普段の体温より0.2~0.3℃程度下がっていればチートデイを実施する目安にしてもよいと思います。

ちなみに個人的体験談になってはしまいますが、コンテストに出場するために減量していた際、1日1000kcal前後で生活していた時は起床時明らかに寒いのがわかりました。
実験的に実施はしましたがもちろん1000kcal前後まで摂取カロリーを減らすのはおすすめしません。

BMIが18を下回るようなダイエッターの女性などは、常にこのような状態になっている方も多いです。
体温が低いと免疫力も落ちてしまいます。
少ない摂取カロリーで体を維持するような状態に適応してしまっているので平熱が低く常に寒く感じている方は、しっかりと食事を摂るように心がけましょう。

チートデイに食べるもの

では実際にチートデイの際には、どんなものを摂取するのが良いのでしょうか。
タンパク質はDIT(食事誘発性熱産生)の割合が多くカロリー摂取の効率が悪い為、ATP(アデノシン3リン酸)という体を動かす際のエネルギー源を作るのには不向きです。
脂質もある程度の量を摂るのが難しい為あまり向いていません。

なので、チートデイにはたんぱく質や脂質を多く含むものではなく
甘いものや、パスタ・白米といった炭水化物がエネルギー源になりやすくおススメです。
脂質をあまり含まない方が良いので和菓子の方が適しています。

ただしそこまで厳密にならずに摂りやすいものを摂るのもよいです。
1日程度を目安に摂取し、体温が上がるのを感じたらOKです。

チートデイは、代謝を上げるだけでなく精神面でのストレス発散の面も非常に大きいので上記を目安にしつつも、ある程度好きなものを摂りましょう。

本当にチートデイは必要?

記載したように、チートデイとはあくまで代謝が下がり、体温が落ちた時に実施するべきものです。
食べたくなった時に好きなだけ食べる、というのは意味合いが変わってきてしまいます。

そもそも、代謝が落ちるということは多くの場合、カロリー摂取が極端に下がっているはずなので、理想を言えばチートデイを行う必要のない計画的なダイエット・食事を行えていることがベストです。

チートデイを入れなければ肉体的・精神的に続かないダイエットであれば
その後リバウンドしてしまう可能性が非常に高いです。

短期決戦で一気に落としたい場合などは有効ですが、あまり頻繁に実施することは控えるべきでしょう。

まとめ

なんとなくのイメージや情報で実施するのではなく、どんな時に
どんなものを摂ればよいのか考えながらやってみましょう!

また、ダイエットにおいて必ずしもチートデイが必要というわけではありません。
情報をしっかり取捨選択をして、自身のダイエットに取り入れてみましょう!