#40【トレーナー】フリーランスと会社員のメリット・デメリット

こんにちは、五反田を中心に渋谷・新宿・自由ヶ丘で加藤堂するパーソナルトレーナーの沖津です。

私は新卒後から10年間スポーツクラブの社員として勤続してきました。
2020年の5月に会社を退職してから現在5ヶ月ほどが経ちました。
まだたったの5ヶ月ではありますが、この期間で感じたフリーランストレーナーと会社員のメリット・デメリットについて考えてみました。

一般的な職業に対してというよりは、スポーツクラブの社員やインストラクター・パーソナルトレーナーの人には個人の一つの実体験としてある程度は参考になるかなと思います。

入社から退社、そして独立まで

まず簡単に入社から独立に至るまでの経緯を紹介したいと思います。
新卒から入社して、東京や千葉などの関東圏を中心に勤務し、静岡県の店舗で最後は退職しました。

役職としては、平社員からマネージャー、チーフマネージャーとなり、仕事内容としては、マシンジムでの巡回・指導、スタジオレッスン、メンテナンスやキッズスクールに関する業務、研修、プールの監視員などを行っていました。
役職がついてからは、シフトの作成・管理や、アルバイトの採用・PLの管理や、細かい数値の管理なども行っていました。

年次が上がるにつれてだんだんと事務的な業務が増えていく傾向にありました。
給与水準としては、他の業種と比べるとそこまでではなかったかもしれませんが、親会社がかなり大きかったこともあり、同業他社と比較するとそこそこ良かった方ではないかなと思います。

個人としては、給与に不満があって退職したわけではありません。

退職した要因としては、最後に所属した店舗が一番大変でしたが、最もやりがいも感じられていました。しかしそこから先の将来を考えた時に、生意気かもしれませんがなんとなく全て想像がついてしまった事が一番の要因でした。

やはり会社ですから、ある程度キャリアパターンというかポストも決まっており昇進したり年次を重ねていくほどトレーナーという働き方からは遠ざかることと、大きな会社である為安定や保障はしっかりと約束されていましたが、その分多く思うように動けないということもやはりネックでした。

そんなこんなでコロナの渦中でしたが、2020年の5月に退職する運びになり現在に至ります。

2020年10月現在は、パーソナルジムにて業務委託のパーソナルトレーナーとして活動しており、その他オンラインのパーソナルトレーニング指導や、個人のお客様をレンタルジムにて指導し生計を立てています。

私のキャリアのなかで感じたフリーランストレーナーと会社員トレーナー・インストラクターのメリット・デメリットをまとめたいと思います。

フリーランストレーナーのメリット

働いた分だけ収入が増える可能性がある

これはトレーナーに限らず、会社に属さないフリーランスとして働いている人にはほとんど当てはまるのではないでしょうか。

会社員の場合は、基本給がありそれに役職手当や残業代がつくという形が一般的だと思います。
大体基本給の改定は年に1-2回程度でそこまで大きくは変わらないということが多いのではないでしょうか。

しかし、フリーランスの場合は働いた分だけ収入を増やすことが出来ます。
携帯電話料金に例えるなら、会社員の給料が月額使い放題制だとすると、フリーランスは従量課金制といったところでしょうか。

パーソナルトレーナーの場合は、業務委託にせよ自身で集客したお客さんにせよ、セッション数×セッション単価というのは変わらない為、セッション数=労働時間が増えれば増えるほど、収入は増加します。

ワークライフバランスなんて気にせずにガンガン働いてガンガン稼ぎたいという人にはフリーランストレーナーは向いているのではないでしょうか。

また、会社員と違いフリーランスは確定申告で経費として申請する事ができ、会社員と比べ節税ができる為同じ収入であっても所得が増え、税金もおさえることが出来ます。

働く人・場所・働き方が選べる

フリーランスのメリットとしてはこれも大きいのではないでしょうか。
ぶっちゃけ長く会社員として勤めていれば、どうしても気が合わない人や苦手な人も出てきます。ちょっと変わった人もいるでしょう。

仕事における悩みのほとんどは対人関係といわれています。
やはりこの点とストレスは大いに密接しているおと考えます。
個人的にもこの点においてストレスを感じなかったことがないといえばうそになってしまいます。

ただし、組織にで働く事の楽しさややりがいというのも感じられたので一長一短ではありますが。。。

また、会社によっては転勤がありいつ転勤を言い渡されるかわかりません。
実際に私は10年で4つの店舗を経験しましたし、転勤の1週間前に事例を言い渡された事もあります。
勿論希望を伝えることはできますが、あくまで希望でしかないのでそれが思い通りに行く保証はありません。

働き方も自分の意志では中々選べず、土日は休みたいなーとか早番で夜には自宅にいたいなーと思っても中々そうはいきません。
アルバイトの事情で中々うまくいかない事もあるかもしれません。
会社の方針や事情によって急遽働き方を変えることを迫られることもあるかもしれません。

フリーランスであればこれらを全て選ぶことが出来るのはかなり大きなメリットです。

多少の制約はあるかもしれませんが、基本的にどこで・誰と・どんな風に働くかは全て自身の思い通りに選ぶことが出来ます。

少なくとも会社員として働くよりはかなり自由度が増すはずです。
しっかりと自分で集客できる、仕事を獲得できる力があるのであればこのメリットは大きなアドバンテージになります。

学んだことが直接活かせることが多い

スポーツクラブの社員というのは、改めて振り返ると色々な業務をこなすこと要求されるなーと思います。
今思えばそれが自身の地盤をつくる事になったと思います。

現時点で私はパーソナルトレーナーとして働いているので、それにかかわることを学ぶようにしています。
ダイエットなどを中心とした、栄養学やサプリメンテーション、トレーニングの知識やパーソナルトレーナービジネスとして集客の方法や、SNSマーケティング、セッション中の会話のネタとなる社会問題や、時事ネタなど会社員の時に比べてインプットの質や種類・量が変わったと自分で思います。

それは学んだ事がすぐに仕事に生かせるからに他ならないからだと思います。
会社員の時は、仕事の中でパーソナルトレーニングの割合は当然ですが今よりもずっと少なかった為、学んでも生かせるシーンが今よりも少なかったというのはあります。

そして、学んだ事が生かせれば結果的にはフリーランスの今は収入をふやす事にも直結しているというのは大きいと思います。

労働時間を減らしたり、労働単価をあげられる

働く人・場所・働き方が選べるという項目に近いかもしれませんが、フリーランスパーソナルトレーナーは労働単価を上げやすい職業だと思います。
原価がかからず、在庫を抱えないためいわゆる利益率が高いといえます。

会社員の時は残業やレッスンの準備なども含めると月間200時間以上は確実に毎月労働していたと思います。

パーソナルトレーナーの場合は、1本1時間として月間100セッションというのがそこそこ売れているトレーナーの目安かなと思います。

全て完全に個人で集客したお客さんなのか、業務委託なのかによっても変わってきますが、そこを基準に考えると会社員の時に比べると実質半分の労働時間でスポーツクラブの会社員と同じくらいの収入を得ることができます。

セッション数を増やすには限界があるので、単価を上げない限りいつか頭打ちになってしまうという問題点はありますが、労働時間を減らしたい・労働単価を上げたいと考えている人にはメリットになるのではないでしょうか。

フリーランストレーナーのデメリット

収入が不安定

メリットとデメリットは表裏一体です。
働いたら働いた分だけ収入が増えますが、肝心の仕事がなければ収入は激減します。

よくも悪くも不安定になってしまうのがフリーランストレーナーです。
その点は覚悟して独立するべきです。

将来のキャリアプランが不安定

会社であれば、ゆくゆくはマネージャーになって、店長になり部長になり、本社勤務して・・・などありますが、フリーランスにはそれがありません。

自分でやろうと思えば、ずっとフリーのパーソナルトレーナーとして活動する事も出来るかもしれませんが、ただただがむしゃらに働いてもポストは与えられません。

ある程度の将来のビジョンがなければ働いていくのは難しいかもしれません。

何かあった時の保障がない・少ない

まさに今みたいな状況です。笑

2020年はコロナウイルスが大流行しました。
スポーツクラブでクラスターが発生したということもあり、ジムというくくりでは業界全体が大きなダメージを受けました。

ある程度の規模の会社であれば、基本的に給料は保障されることが大半です。

フリーランスとしての最大のデメリットはこのような緊急時には脆いことです。
国からの保障や助成金の制度はありますが、会社員としての安定感い比べるとはるかに心もとないでしょう。

また、急にケガや病気になった時も同様です。
働いたら働いた分だけ収入が増えますが、働かなければその分収入がなくなるのがフリーランスパーソナルトレーナーです。
特に体が資本の為気をつけなければなりません。

フリーランスとして、パーソナルトレーナーとしては最悪の事態も常に想定しながら行動するリスクヘッジが必要です。

フリーランスは孤独

意外にこれは実際に独立して感じました。

スポーツクラブに勤めていた時は、良くも悪くも多くの人に囲まれておりいつも周りは賑やかでした。

多くの人と接するが故に、対人関係のストレスや悩みもどうしても多くなってしまうのですが、それも対人関係があってのものです。

当然多くの人と働くことでのストレスもあるのですが、同じくらいかそれ以上にチームスポーツ的な楽しさというか、組織として多くの人と交わりながら働くことの楽しさや賑やかさがありましたが、フリーランスになるとそれはありません。

どこにも基本的には属していないので一人です。
それが気楽であるといえば気楽ですが、フリーランスはかなり孤独だということを実感しています。

自分から多くの人繋がりを持つようにしないとその点は中々解消されにくく感じます。

会社員トレーナーのメリット

収入が安定している

メリットとデメリットはフリーランスと比べて表裏一体だなと感じています。
やはり会社員は収入が安定しています。

余程業績が良くて臨時ボーナスが出るとかない限りは、大きく収入が下がったり上がったりすることはありません。

コロナのような事態になっても、いきなり給料が出ないということはあまりないでしょう。

収入が安定しているということは、将来の収入も計算しやすく大きな買い物などもある程度計算を立てることが出来ます。

社会的な信頼が高い

これもよく言われる事です。

クレジットカードの審査や、マンションや車のローンがおりやすいです。
独立したとたん審査が下りなかったというのはよく聞く話です。

会社の看板のある意味背負う事が出来る為、会社の知名度によっては様々な恩恵がうけられるかもしれません。

有事の際の保障がある

これもまさに今みたいな状況ですね。

コロナであってもある程度は多くの会社は保障されるはずです。

またコロナ以外でも病気にかかったとか怪我をした、事故に巻き込まれた等あっても、いきなり収入がなくなることはなく有給やそれぞれの会社の制度を使って手厚い保障を受けることが出来るでしょう。

会社員トレーナーのデメリット

働きと収入が=ではない

どんなに沢山働いたとしても、働いた分収入が上がるというのは会社員の場合あまり望めないでしょう。

また、会社によっては年功序列の傾向が強かったりすると、自分より働かない上司の方が給料が高い。。。とか、年上の部下の方が給料が高い。。なんてことも良くある話です。

特にスポーツクラブの社員は、営業の仕事のように個人個人の営業売上成績のようなものはないので中々評価しづらく、歩合がついたりなどはあまりありません。

働く人・場所・働き方は選べない

勿論会社なので、各々の希望に全てあわせていたら会社はまわりません。

実際に私も10年で4つの店舗で働きましたし、部下や上司もどんどん転勤していく経験をしました。

ある程度の希望は出せるでしょうがそれが通るとは限りません。

気の合わない人や、ちょっとクセのある人と一緒に働かなければなりません。

いかに自分を周囲の環境にあわせる事が出来るかが重要だといえそうです。

学んだ事が直接生かせるとは限らない

これは結構業種にもよるとは思います。

スポーツクラブ社員の業務は多岐にわたります。
スタジオインストラクターから、パーソナルトレーナー、ジム内での安全管理や指導、清掃や、プールの監視員から、フロントの受付、各種様々な事務作業等、一日の中で色々な業務をします。

勿論運動指導がメインなのですが、パーソナルトレーナーとして働くのに比べると、その時間は短く、運動指導について学んだことを生かす機会というのは比べてしまうとやや短いかもしれません。

また、フリーランスの場合は学んだことを生かし成果が出れば直接的に収入が増える可能性は高いですが、会社員の場合は直接的に収入に繋がる可能性は低く、学びのモチベーションにもかかわってくるといえそうです。

まとめ

フリーランスパーソナルトレーナーと会社員としての働き方はどちらが良くてどちらがダメということではないと思います。

ただ、考え方やその人の特性によって向き不向きはあると思います。

どちらにもメリット・デメリットはあるのでよく考えて独立すると良いのかなと思います。

特に今会社員として働いていたり、スポーツクラブで働いていて独立を考えている人の参考になれば幸いです。

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